衛生士やスタッフのモチベーションを上げたい先生へ(みどりいろ)
患者さんのリコール(再来院)率が上がらない原因の一つに、医院と患者さんの間に信頼関係が出来上がっていない、というものが挙げられます。そして実はその背後に、スタッフのモチベーションが関係していることが多くあります。
衛生士さんが生き生きとしている医院は明るく、カリカリしている医院はとげのある空気が流れています。衛生士さんにやる気が感じられない、仕事を覚えない、スタッフ同士、あるいは先生と意見が対立する、患者さんへの対応が悪いなどなど、経営者である先生としては、スタッフの管理にも頭を悩ませることが多々あることと思います。
歯周治療やPMTC、その他の治療に関しても、衛生士さん抜きでは医院の運営は成り立ちません。歯科治療に関しては先生の腕がモノをいうところが大きいですが、ことPMTCや歯周治療に関しては、衛生士さんの力によるところが大きいと思います。(このことを、先生が認めてあげてください。)また、衛生士さんならではの優しい物腰や言葉が、歯科医院という空間を柔らかい雰囲気で包んでくれます。
歯科治療をこわいものと思っている患者さんにとっては、衛生士さんの存在は救いです。先生には話しづらいことでも衛生士さんには言うことができたり、患者さんの微妙な感情の変化を読み取れるのも、多くは衛生士さんだったりします。
医院と患者さんのために働いてくれている衛生士さんを先生が正しく評価することで、衛生士さんは自信を持って自分の仕事をすることができます。衛生士さんに積極的に関わってもらうことで、患者さんに支持される、すごいチームを作ることができます。
スタッフだって医院の要です。(みどりいろ)
衛生士さんのモチベーションを上げて明るい医院作りに取り組みたい。さらにPMTCや歯周治療をおしていきたい先生は、ホームページでもっと衛生士さんを前面に出して、手厚いケアと安心感を患者さんにアピールしてください。
ホームページをきっかけに、先生と衛生士さんとの間にコミュニケーションが生まれます。ホームページに自分の働きが載ることで、衛生士さんが自分の仕事に誇りと責任を持つようになります。患者さんにとっては、より快適でいい治療が受けられるようになり、次のリピートにつながります。先生が治療を極めることも大切ですが、衛生士さんのモチベーションが上がること。これが、医院改善のきっかけの一つになります。
先生の思いをホームページに書くと、患者さんだけじゃなく、スタッフにも「伝わる」(みどりいろ)
口下手な先生、照れ屋な先生が、ホームページで診療に対するこだわりや情熱、理念を書いたら、スタッフに強く支持されるようになった、というケースもいくつもあります。
普段、「この仕事はこういう風にちゃんとやってくれ」という感じでしかスタッフに指示をしていなかったから、院長が反感を買うようなこともあったそうです。でも、ホームページで先生が自分の思いを語ったことでスタッフに理解され、「先生がどうしてああいう風におっしゃっていたのか、やっと理解できました」と、非常にいい雰囲気に生まれ変わった医院も一つや二つではありません。
院長の気持ちや治療へのこだわりをスタッフが理解している医院は、それを患者さんにも伝えることができます。先生の理念や情熱を理解してくれた患者さんは、先生・スタッフ・医院に信頼を寄せ、再来院したくなります。
先生の医院のスタッフは、先生の想いやこだわりを理解して、患者さんに伝えることが出来ていますか?先生は、ご自身の情熱や理念を、スタッフに伝えようと努力していますか?
他の歯科医院のように、ホームページを単なる営業ツールの一つと捉えて医院の宣伝をするのではもったいないです。先生がなにを書くか。先生が選ぶ言葉一つで、医院が生まれ変わることだってあるのです。


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